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Stardust*Chronicle はじめまして、るいといいます。 嵐やマンガなど好きなものはたくさんあります。 少しでも共通点があった方はぜひ絡んで下さい!
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君が残したるすばん電話は、幸せな夜が始まる予感。

また言うんでしょ?「会いたい」って。

 

るすばん電話のが好き

 

携帯電話のブルーのランプが点滅を繰り返している。

ディスプレイには愛しい人が残したるすばん電話。

『和、和?あたしです。あの、ね….今から会えないかなぁ?』

着信は5分前。電話帳から海の番号を呼び出して通話ボタンを押す。

無機質な呼び出し音が切れて、海が応える。

「もしもし、海です」

じんわりと胸に、暖かさが広がっていくのを感じる。

「海。そっち行って良い?」

電話に出なかったのに、俺がそんなことを言ったら、海はなんて言う?

電話の向こうで海は小さく笑った。

「あたし、和に会いたいよ、」

「じゃあ、行くから。待ってて」

海の言葉を少しだけ遮って言うと、電話を切って家をでる。

海の家のそばの駅前を足早に通り過ぎようとする。

「和也っ」

その声に、足が止まる。下がりきった体温がいっきに戻る。

「海…….

ブーツのヒールをならしながら海は笑った。ごめんね、と言いながら。

「ごめんね、待ちきれなくて、来ちゃったの」

呆れて溜息を吐くと溜息は白く空に消えていった。そっと海の手を握る。

「冷たっ。待ってろって言ったでしょ?」

ごめん、ともう一度海は言う。そんな海の手を引いて歩く。

「和ー….歩くの早いよ….

「寒いし、海に風引かせたくないし。だから急ぐの。」

海は鍵を取り出すと、玄関の扉を開けた。

「あったかいよ、暖房入れていったから。和のために、ね」

そういえば、言ったことがあったっけ、寒いのが嫌いだって。だからわざわざ?

海はいれたての暖かいキャラメルミルクティーをテーブルに置いた。

キャラメルの香りが広がった部屋でそっと海を抱きしめた。

特になにをするわけでもない。でも満ち足りている。

こんな幸せを運んでくれる、君が残したるすばん電話。

だから俺は、るすばん電話の声が好き。

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 はじめまして、るいといいます。
Stardust*Chronicle を始めさせていただきました。
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以下に当てはまってしまう方には
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夢小説を知らない
夢小説が嫌い
嵐が嫌い
男性の方


以上です。
あてはまってしまった方は、
申し訳ありませんがつまらないと思います。
当てはまらなかった方は続きを読んで下さい。

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プロフィール
HN:
るい
年齢:
28
性別:
女性
誕生日:
1995/06/03
職業:
中学生
趣味:
嵐を見ること
自己紹介:
name*るい
from *東京都
Age*13歳/中1
like*嵐/kinki kids/YUI/ひぐらしのなく頃に/黒執事隠の王/Pandra harts など

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